前田智洋 : Tomohiro Maeda

想い出の映像

これは2009年、パリでジャスティン・ノヅカのライブにゲスト参加した時のもの。

彼らとはリールという街でのテレビのイベントで会って、打ち上げで仲良くなった。
「今度パリでライブがあるから招待するよ」と言われ、「わかった、観に行くよ」となった。

しかしライブ当日は別のライブの為のスタジオリハが入っていたので間に合わない事が判明。
それを伝えると「じゃあ昼のリハーサルでセッションしよう」と言われ、当日のリハーサルに訪問。

ちょっとギターを触らせてもらったら「今夜一曲一緒にやらないか」と誘ってくれた。
スタジオリハーサルが22時までで、偶然会場から一駅程の所だったので

「わかった!間に合えば一曲一緒にやろう」

となった。

スタジオが終わり会場に到着。パスを見せると裏口からバックステージへ。
バックステージへ繋がる扉をあけると、そこには僕用に用意してくれたギターが待っていて、自分の荷物を肩から降ろし、そのままステージへ登場。
そう、ジャスティンが僕の名前を呼んだ瞬間に到着したのだ。

そして驚いた事に会場には僕の事を知っていた人も何人かいて「Tomo!!」という歓声も嬉しかった。
ドラマチックな展開だったが久しぶりに「セッション」の楽しさを味わった夜でもあった。

儚く美しい思い出のひとつ。


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